言の葉譚のこと

英語をどう習得するかを主題に綴ってきた英語講釈に、格好なバイパスが敷かれた。その名は「言の葉譚(ことのはたん)」、ライターたちのステージとして昨今話題のnoteに筆者が登場、すでに数篇を綴ってをる。ここでは英語と日本を対比させて言の葉つまり言葉のあれこれについて筆者の薀蓄を傾けやうとの試み、何と百篇を予定しての意欲的な長編随筆で、日本語の精緻さと難しさを語り、その対照に英語がごく整然とした言語で覚え易いことを中心テーマに、広く日本人が英語が下手との伝説を抉(えぐ)らうと云ふ企画だ。

このホームページの英語講釈では、文字通り英語を掌中にする手立てをあれこれ指南するのが目途だが、言の葉譚は日本語との絡みで英語を語るわけだから、話の次元が変はる。前述の如く、筆者の目論見は、英語は思ふほど難しくないとのメッセージを流すことだから、随所にその意の通奏低音が聞こへるはずだ。だから、この英語講釈をお読み頂いてをられる方々には、言の葉譚は程よい相乗効果がある筈だ。

へこたれずに百篇書き通さんと、最後が100になるやうに001を初稿とした。11月16日現在、以下006までアップされてをる。

001「易しい英語、難しい日本語」

002「松蔭は万次郎に敵わなかった」

003「Let’s Learn Englishとカムカム英語」

004「気懸りという名の鳥」

005「知識と智慧」

006「まず隗より始めよ 日本語を味はふ」

書き始めて間もない004あたりで、noteに課金システムが仕組まれてゐることを知った。005で「老爺の筆が滑るやうに投げ銭を放ってくれまいか」と剽(ひょう)げて、006から言の葉譚は課金システムに組み込んだ。投げ銭は100円ほどの茶代だが、さて如何なものか。

前述通り、言の葉譚はこの英語講釈のバイパスだ。各篇に落語のマクラらしき部分を数行フリーで読んでもらい、以下有料の本篇の内容を推し量ってもらう仕組みだ。勢ひ講釈よりは随想だから、文法の詳細を説いたり構文の絡繰を暴(あば)いたりの即物的な効用はないが、英語や日本語を俯瞰して総覧する趣きがあり、言の葉を如何に捌くかに相当な智慧を得ていただけると自負してをる。

折々にnoteを覗かれて、マクラから興趣が湧けばお読み頂ければ幸ひだ。

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