人寄せパンダになる

さて晴耕雨読か、などと田舎の庵に引きこもって数年経ったいま、どうやら世間が手招きをして「出てこい」という。それというのも、日頃クラウドソーシングの窓口になっているLancersというメディアが、斯界最高齢だからとて、私をどこやら街の壇上に登らせようという企画を練り上げたのだ。八十歳を越えてネットを介して書きものをしている私は、どうやら怪物にも見えるらしい。

ということで、来月の初旬になにやら百人ほどの人々の前で、私がLancersの人寄せパンダまがいのパフォーマンスをすることになった。世代を代表して三人ほどの人間が、それぞれLancersを介しての仕事を通して「これからの仕事」を語るという趣向。私には高齢者の仕事の有り様を語って欲しい、とのご依頼だ。

これは面白いことになった、とほくそ笑んでいる。高齢化社会の到来といいながら、現実にネットに立ち込んで書きまくり、ほどほどの収入を上げている手合いは、それほどおるまいと思うからだ。着慣れた作務衣姿をご披露かたがた、ここを先途と気炎を上げてやろうと身構えている。

ご参考までにこの企画の詳細をご紹介しておこう。お近くの読者諸賢がお見えになられるなら望外の幸せだ。

『LIFE SHIFT』~あなたの人生も、100年つづく
~ 20代、40代、80代の実践者が語る、長寿時代のLife&Work


http://peatix.com/event/277082

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 心眼が開いた

  2. ある日の歌声喫茶

  3. 玉ねぎ礼賛

  4. 『黒茶屋』の川魚料理

  5. 森林公園を歩く

  6. 博多夜船と松本清張

  7. 野田の親父の怪気炎

  8. 鬼天竺鼠とモルモット

  9. AI記事6回目がアップされました

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

recent posts

JAPAN - Day to Day

Kindle本☆最新刊☆

Kindle本

Kindle本:English

Translations

PAGE TOP