先日ご案内した「100年時代の….」のイベントに、昨日予定通り出向いた。2020年には、アメリカで三人に一人が関わるというクラウド・ソーシングの話だけに、百数十人余の聴衆を集める盛会だった。20代、40代、80代を代表して三人のパネリストが並び、それぞれ一本どっこの仕事振りを披露する仕組み。聴衆は一見30〜60歳か、100歳になったら自分はどうなるか、仕事のあり方を模索する姿が印象的だった。
パネリストの自己紹介に続く話題の新書”LIFE SHIFT” の内容を基調の討論が刺激的だった。能力と健康力と変化への対応力を資産の三要素だ、などなど。16進法で年齢を意識しては、という示唆には聴衆が大いに反応した。
聴衆にそぐう年齢層が見当たらなかったわたしは、脱線すれすれで100年まであと20年弱の仕事観を語った。髭面の作務衣姿の印象も手伝ってか、後刻に異口同音に賛意を述べられ、思わぬ涙ながらのご感想をいただくなどして、大いに記憶に遺るイベントだった。
思えば、100歳まで20年を切った人間がなお数十年を残す人びとに語りかける状況は、ネットを介した世界では希有だったに違いない。そう話してくれた人もおられたし、かく言うわたしにとってもなかなか貴重な体験だった。企画をされた東洋経済とランサーズにはただ感謝のほかはない。
考えるのだが、このHPを通して様々に発信することで、わたしは「眠れる労働人口」に目覚めよ、と励ましのメッセージを送れるかも知れない。そんな示唆を授けてくれた意味からも、このたびのイベントはごく有意義だったと思っている。
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