アメリカ苦学記

ようこそ「アメリカ苦学記」へ。
お読みいただく前に、まずこれは一語一句、わたしの身の上話だとご承知いただきたい。昭和十年生まれのわたしは、高校を終えて二年後に氷川丸を駆って太平洋を渡ったのが二十歳、これはそれ以来のアメリカでの苦学の日々を地のままに物語っている。
フルブライトに縁のない貧乏学生が、どう糊口をしのぎ、二つの大学を学び切ったか、すべて事足りたいまの若者には稀有にも映るかも知れない。
枕が長くては本題が虚しい。では。

○日本を出国するまで

1.言葉遊び少年
2.文明の衝突
3.子鹿物語
4.加納中学の教壇に
5.猪突はわたしの取り柄
6.奇跡が起きた
7.閑話休題、須田さんのこと
8.査証まであと一歩
9.リンカーンの話
10.超えねばならぬ壁
11.恩師の温情
12.「一年で何ができるの、君?」
13.氷川丸だ

○氷川丸での航海
14.別れのテープ
15.船酔い哀歌
16.万年筆がなくなった!
17.あれがシアトルか?!

○アメリカに着いてから入学するまで
18.氷川丸からグレイハウンドへ
19.オレゴン・トレイルを逆に辿る
20.握手
21. 3 Mesa Vista Drive…
22.まず帰りの船賃を…
23. La rivière boisée
24.トム:その1
25. トム:その2
26. Merchant’s Lunch
27.リーヴァイスの衝撃
28.いずこぞ、日本
29.苦笑いのエピソード

○Boise Junior College(BJC)での学生生活
30.「風とともに去りぬ」の巻
31.よそ者に見られたくない
32.恐るべき教科書の山
33.腹で泣いた日
34.”The Red Pony”
35.究極の英語漬け
36.心理的な脱皮
37.ハリー・シゲノの想い出:その1
38.ハリー・シゲノの想い出:その2
39. チャーリーのこと
40.  Come as you are
41.Book workのこと
42.恵みを受けるの記
43.ボイシとロバ
44.アメリカの幻影
45.スターン先生のこと
46.スターン先生のこと:その2

47.スターン先生のこと:その3
48.救ひの地、アイダホ:その1
49.昔日の思ひ

50.救ひの地、アイダホ:その2
51.変貌するアメリカ
52.ほろ苦い思ひ出
53.パイプオルガンとの邂逅
54.ミューズに誘はれて

JAPAN - Day to Day

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